3.主要死因による死亡状況

 

主要死因による死亡数の年次推移(沖縄:1973-1992)

沖縄県の復帰後20年間(1973-1992)の死亡数を死因別にみると、 男では悪性新生物(がん)、心疾患、損傷および中毒、脳血管疾患の順に多く、女では、悪性新生物、心疾患、脳血管疾患、肺炎・気管支炎の順となっている。男女の合計では、悪性新生物がもっとも多く、総死亡の21.3%を占めている。次いで心疾患(15.0%)、脳血管疾患(13.7%)、損傷および中毒(9.0%)、老衰(7.6%)、肺炎・気管支炎(6.8%)の順であった。

死因順位をみると、1973年には脳血管疾患、悪性新生物、老衰の順であったが、この20年間で順位が入れ替わり1992年には悪性新生物、心疾患、肺炎および気管支炎、脳血管疾患、損傷および中毒、老衰の順となった。沖縄県における死因順位の転換は、全国より3〜4年先行している。

主要死因による死亡率の年次推移(沖縄:1973-1992)

死亡率の年次推移をみると、悪性新生物、心疾患、肺炎および気管支炎が増加しており、脳血管疾患と老衰は減少、損傷および中毒はほぼ横這いで推移している。

主要死因による年齢調整死亡率の年次推移(沖縄、全国:1973-1992)

主要死因について昭和60年モデル人口を基準人口とした人口10万人当たりの年齢調整死亡率の年次推移をみると、沖縄県では、悪性新生物と肺炎および気管支炎が増加傾向にあり、心疾患、損傷および中毒は横這い、脳血管疾患、老衰は減少傾向にある。

全国では肺炎および気管支炎が増加傾向にあり、悪性新生物は横這い(男はやや増加、女はやや減少)、脳血管疾患、心疾患、損傷および中毒、老衰は減少の傾向にある。とくに脳血管疾患の減少が著しい。

沖縄県では、悪性新生物、心疾患、脳血管疾患の3大死因の死亡率は全国に比べていずれも低いレベルにあるが、損傷および中毒、肺炎および気管支炎、慢性閉塞性肺疾患は全国とほぼ同率である。なお、老衰は1970年代には全国に比べて高率であったが、1980年代から全国レベルに近づいてきている。

 

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